ベルギーにて・レンガと曇り空

ベルギー生活とその周辺を旅した記録

Le voyage avec mes parents: day 3

土日を利用して両親をパリに連れて行った。

タリス に乗って、お昼前にパリ北駅に到着。

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RERのB線のプラットフォームに降り立つと、なんだかただならぬ雰囲気が漂っている。電光掲示板を見るとgraveの文字が…なんと、SNCF(フランス国鉄)の大規模ストライキにかち合ってしまった模様。フランスはストライキがしょっちゅう起こるので、Twitter等で事前にくまなく情報収集をしていたのに、その努力をあざ笑うかのように、予告なしのストライキが発生してしまった。(大体ストライキは事前に予告がある)パリ北駅とシャルルドゴール空港間の鉄道が完全にストップし、その影響で線がかなり乱れているとのこと。それでも遅れながらやってきた電車に乗り、這々の体でホテルへ。

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今回のホテルはノートルダムのすぐそばにある、Le Notre Damme Saint Michel。RERのB線やC線のあるSaint Michel Notre Dame駅から徒歩すぐの、便利な立地にある小さなホテルで、フロントの女性がとても気さくで気持ちの良い方だった。ただしエレベーターは不安になる揺れ方をするし、部屋の壁紙は独特だし、となかなかパンチのあるホテル。しかし部屋の掃除は行き届いており、アメニティもちゃんとしたもので、かなり快適な滞在だった。
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ホテルの窓からは(焼けた)ノートルダムが。絵画のよう。

今回の旅には観光の他にもうひとつ目的があった。それは、何十年前かの過去の遺物、父のトラベラーズチェック(総額500€)を換金すること。しかしこれがかなり大変だった。父には申し訳ないが、トラベラーズチェックがあれば現金を持ち歩かなくていいから安心安全♪という時代は30年以上前に終わったのだよ。ブリュッセル空港のTravelexでは断られ、ベルギー国内ではもう換金できるところはない、可能性があるとすればパリかロンドン…と言われてしまう。ならばパリでの換金にかけるしかない。パリ北駅の換金所では窓口で聞いてみるも、無理だね、オペラにあるAMEXオフィスに行ったら?と言われたが、そこはもう取り扱っていないとネットに書いてあるんだなー…。

ホテルのフロントの人には銀行に行ってはどうかとアドバイスをもらったので、銀行に行ってみることに。

その前に腹ごしらえ、ということで事前にチャチャっと調べていたセーヌ川沿いの小さなビストロに入る。Bistrot des Augustinsは女性2人で切り盛りしているこじんまりとした古き良きビストロという感じ。店内もお客さんで賑わっている。

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サーモンのタルティーヌと、お店のスペシャリテであるグラタンを二種類、頼んでシェアした。
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サーモンたっぷりのタルティーヌ、本当に美味しかった。
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チキンのグラタンはトマトクリームでホッとする美味しさ。サーモンのグラタンはサーモンとジャガイモにガーリックが効いて食欲を刺激する。寒い日にはぴったりのメニューである。

店を出た後、近場のBNP Paribasという銀行へ向かうが、トラベラーズチェック…と言ったところでnon、と断られる。オペラ座の方にも行ったら、とまた適当なことを言われる。

もう銀行は諦めて、ネットに載っていた換金所で交換できるという5年前の口コミを信じて、ルーブル美術館そばの換金所に行ってみることに。しかし、そこであっさりと換金できた。手数料5%を取られるが、ちゃんとユーロになった…その瞬間、私は間違いなく家族のヒーローだった。諦めムードで落胆していた両親も一気にハッピーに。これで心置きなくパリ観光ができる。

とりあえずルーブル美術館へ。時間制チケットを買っていたのですんなり入場。
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5月ぶりのモナリザごきげんよう
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相変わらず神々しいニケ。
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ひたすら歩き回りみんなヘトヘトになったところでホテルに戻って小休憩。

日も落ちたところで本日のメインイベント、Bel Canto Parisに向かう。
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マレ地区のセーヌ川のほとりにあるレストラン、ここではなんとディナーをいただきながらプロのオペラ歌手による歌を聴くことができるのである。
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素敵な雰囲気の内装。

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私たちも少しおしゃれをしている。後ろにはグランドピアノとピアニストのお兄さん。


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コース料理は…口取りは美味しかったが、あとは、ふつう…という感じであった。デザートは美味しかった。しかし他のものは、本当に、ふつう…。ディナーひとり87ユーロの半分以上はきっとオペラ代だろう。
オペラを歌う歌手の人たちは、歌っていない時は料理をサーブしてくれる。そして15分毎くらいに店内の照明が落ち、どこからともなく歌声が聞こえてくる。歌はどれも有名なオペラからチョイスされた有名な歌ばかり。椿姫の乾杯の歌や、カルメン闘牛士の歌など、知ってる!という歌があるとやはり楽しい。最後のデザートがなかなか来なくて10時半までお店にいる羽目になったが、色々と思い出深いディナーとなった。オペラ歌手の生歌を目の前で聴ける機会なんて、この先そうそうないだろう。ピアニストの生演奏も素敵だった。

この日はフランス国鉄ストライキ情報を追いながら、不安の中で就寝。