ベルギーにて・レンガと曇り空

ベルギー生活とその周辺を旅した記録

Summer Cruise⑥ Santorini, the beautiful sunset and the poor donkeys

3日目はギリシャ屈指の観光名所であるサントリーニ島に寄港。港が浅く直接船を付けられないので沖に泊めたクルーズ船から小舟を使いフィラの港に降り立つ。サントリーニの街は高い崖の上に立っているため、港からは急な斜面を徒歩で登るか、ロバに乗って運んでもらうか、ロープウェイに乗るかのいずれかの方法でフィラまで行かなければならない。

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ロバは見ていてあまりにも可哀想なのでロープウェイに並ぶこと30分、6人乗りのロープウェイに乗り込む。かなりスピードのあるロープウェイに若干恐怖する。

フィラに到着。まぁなかなかの人出である。

サントリーニといえば、サントリーニっぽい白と青の景色と夕日で有名な地区、イアが取り上げられることが多い。しかしこのハイシーズン、細い路地裏は人で埋め尽くされること間違いなし。現にこの日も4隻のクルーズ船が港に停泊していた。さらにイアへはフィラのバス停からバスに揺られて30分かかり、バスの中も激混み、道中も渋滞の可能性があるとのこと。少し調べてうんざりしてしまった。

そこで私たちは同じく白と青の景色が見られて、なおかつ人も少なく静かという巷で人気の街、イメロヴィグリを目指すことにした。イメロヴィグリは高級ホテルが立ち並ぶエリアであり、お土産物屋やレストランは少ない分、観光客でごった返すことはなくゆっくり観光できるそうだ。ディナーの時間が観光の時間とかぶるので直前にイメロヴィグリのいい感じのレストランを電話で予約して、準備も万端である。

まず、ロープウェイで登った先の街、フィラについて。観光客向けの土産屋やカフェ、服屋、レンタルバイク屋が所狭しと並んでいる。パートナーがギリシャ名物の揚げドーナツを食べたい!というのでフィラにある揚げドーナツの人気の店に行ってみることに。

名物ドーナツの名前はloukoumades ルクマデス。お店の名前はLuKuMum ルクマン。オープンテラスのある小さな屋台という雰囲気である。バナナジュースと伝統的なルクマデスを頼む。他にはヌッテラのフィリングのルクマデスなどのバリエーションがあった。

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待つこと10分、揚げたてのルクマデスが出てきた。これが美味しい!私の少ない語彙力で表すと外はカリッと、中はポン●リングのモッチモチアツアツ版、という感じである。シナモンと蜂蜜がたっぷりかかっており、付け合わせのヨーグルトアイスにはドライフルーツが入っていてこれだけでも食べたいくらいである。どうせ油ギトギトでくどいんだろうな、と全く期待していなかっただけに嬉しい発見であった。侮っていてごめんなさい。

その後は歩いて隣町のフィロステファニアに移動。パートナーはここでもビールを飲む。すでに景色が素敵。

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さらに歩くこと20分ほどでイメロヴィグリに到着。確かに高級ホテルの街である。ハネムーンの滞在にははもってこいの場所だろう。道は曲がりくねって高低差もあり、それなりに歩きづらいが噂通り人も全然いないのであまり苦にならない。

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ここで写真を撮らずしてどこで撮る!とばかりに写真を撮り続ける。

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私は青と白の背景に映えようと計算高く赤いワンピースを着ていった。

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歩き疲れたので夕ご飯までカフェでまったりすることにした。適当に入ったカフェで、ギリシャコーヒーなるものを試してみる。

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ギリシャコーヒーとは、水からコトコト煮出すタイプのコーヒーでコーヒーの粉ごとコップに入れるため、コップの下部にコーヒーの粉が沈殿する。なのでかき混ぜずに上澄みをすするように飲むらしい。最初に間違えて粉ごとぐいっと飲んでうげぇとなってしまった。沈殿するのを待ってそっと上澄みだけ飲むと薄いのにコーヒーの風味をしっかりと感じるという不思議な味わいだった。しかしパートナーの頼んだレモネードの方が美味しいぞ。

待ちに待った夕食。イメロヴィグリ地区にあるThe Athenian Houseというギリシャ料理の店を予約した。絶景を眺められる席に案内してもらえて、食べる前からウキウキ。

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頼んだものは前菜にセビーチェ、メインに私は本日の魚料理、パートナーは三種のケバブ。写真からも伝わるとおり、盛り付けも楽しく、とてもとても美味しかった。


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魚は新鮮で肉も柔らかく、このクルーズで食べた1番美味しい料理になるだろう。しかし値段は高級レストランそのもの、記念日に来るような場所である。参考までに前菜のセビーチェで29ユーロだった。頼んだ白ワインもとっても美味しかった。一杯18ユーロもするのだから美味しくないと困る。素敵な景色に美味しい料理、この旅のハイライトとなった。この先2人とも頑張って働いてスーパーセレブになったら是非また訪れたい。

名残惜しいがこの美しい島ともお別れ。腹ごなしも兼ねてフィラまで30分ほど歩いて帰った。夕焼けに染まるサントリーニを見ながらゆっくり歩く。

フィラに着いたがロープウェイ待ちの行列を見て、港まで歩いて下る事を決意。

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フィラの街から港までは階段でできた道が斜面を這うようにジグザグに続く。ロバと一緒の道を歩いて下るので道はロバの落し物がそこら中にある。しかし1日に何往復も急な斜面を歩かさせられて疲れ切ったロバがかわいそうでかわいそうで、とてもいたたまれない気持ちになった。悲しい目をしたロバたちが忘れられない。業者の人も生活があるのだろうが、何とかならないものか。きちんと休ませてもらえてるのだろうか。クルーズ船の人もロバを使って上り下りする事をあまり推奨していなかった理由がよくわかった。

サントリーニの美しい夕日が悲しい心を少し癒してくれた。さようなら、サントリーニ。

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