ベルギーにて・レンガと曇り空

ベルギー生活とその周辺を旅した記録

Summer Cruise⑤ Corfu, an island with the spirit of Sisi

2日目はギリシャのケルキラ島の街コルフに寄港。

ここからギリシャの島々を回っていく。

マリーアントワネットをはじめハプスブルク家に興味がある私のような人は、コルフ島と聞けば何かピンとくるのではないだろうか。

そう、コルフ島は悲劇の皇后エリーザベトもといシシィゆかりの地である。

シシィはオーストリア皇后であり、1837年にドイツ南のやんごとない身分の家に生まれる。家柄は立派だが家風はかなり自由であり、父マクシミリアンは地元のバーでローカルの人たちとビールを飲むのが好きな、開放的で暖かい家に育った。

美しいシシィは17歳でフランツジョセフ、オーストリア皇太子と結婚。厳格な王家、特に義母とはそりが合わず、神経をすり減らす日々のシシィ。

3人の娘と1人の息子に恵まれたがその教育も義母が取り仕切る状況。ひとり目の娘を病気で亡くしてからは、心の傷を癒すために一人旅に出るようになった。そしてコルフ島に初めて来て、明るく穏やかな島に恋をしたシシィ。

しかし、1887には一人息子のルドルフが自殺し、再びシシィは鬱状態になる。そしてコルフ島を訪れたシシィは宮殿を建て、ギリシャ神話のアキレスの名をとってアヒリオンパラスと命名する。春と秋、年に2回コルフ島に来る生活をしていたシシィだが、1898年60歳の時にスイスで暗殺され、その生涯を閉じる。

なんとも数奇な運命を辿ったかわいそうな王妃様。シシィの心を慰めたコルフ島とはどんなところだろう、宮殿はどんな姿をしているのだろう。

港からアヒリオンパラスはなかなかの距離があるので、確実に目的地へ行くために今回は船のツアーを申し込んだ。ツアーバスに乗り込みアヒリオンパラス、次いでコルフ市街へと向かうツアーである。ツアーガイドは地元に住んでる方が担当してくれた。


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アヒリオンパラス到着。この日も暑い。ギリシャちっくな建築物で白を基調とした爽やかな建物である。

宮殿内にはシシィの肖像画や家具、のちの持ち主となったドイツ皇帝ヴェルヘルム二世個人の持ち物などが展示されている。

二階フロアにあるオーストリアの芸術家フランツマッチの絵。アキレスがヘクトルとの戦いで勝利した場面。

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なかなか見ごたえのある宮殿だが他のツアー客も入り混じりかなりの混雑模様。ささっと見学してあとは庭から見える美しいコルフの街を眺めていた。

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続いて市街地へ移動。道中の悪路によりパートナーは若干の車酔い。

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コルフ島の市街地は港に面した要塞から広い公園を抜けると見えてくる。

この広い公園は、万が一海から大砲が飛んできても人の住む家に当たらないようにとったスペースが元になっているそうだ。市街地は他の島同様土産物屋やレストランであふれ、建物はクリームやオレンジのパステルカラーが中心でなんだか可愛い。とても雰囲気の良い街。


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自由時間になって私たちは地元民の利用しそうなスーパーを探した。パートナーは地ビール、私はオリーブペーストなどのお土産を探すためだ。

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パートナーは買ったビールを早速開けている。私はブラックオリーブのペーストを購入。いわゆる土産物屋で買うよりずっと安い。料理に使うのが楽しみである。

あまりの暑さにヘタレた私はみんな大好きハーゲンダッツを貪り食う。世界のどこで食べても、ハーゲンダッツは美味い!

そうこうするうちに出向の時間が迫って来たので、船へ戻る。さようなら、シシィの愛したコルフ島。

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夜はドレスコードのある船内のレストランを利用。2人でドレスアップして雰囲気を楽しむ。レストランでは海の見える窓際の素敵な席に案内してもらえた。

最後に船のデッキから夕日を見物。

The end of another lovely day!

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