ベルギーにて・レンガと曇り空

ベルギー生活とその周辺を旅した記録

ベルギー の方々と、人種

まだこっちへ来て1週間だけれども、気持ちが新鮮なうちに。

 

ベルギー (ブリュッセル)の方々は、親切な人が多いと感じる。この少ない日数の中でも、なんども現地の方に助けられ、優しくしてもらった。

その一方でナンチャッテ中国語をわざとらしく目の前で話されたり、ちゃんとは聞き取れないけどフランス語でからかわれることもある。(言葉がわからなくてもニュアンスでわかるものである)いい気持ちはしないが、しょうがないのだろう。

逆に、自分の中にある偏見にも気がつく。ムスリム系の方がメトロで隣に座ると緊張したり、ユダヤ系の方のかぶっているキッパを物珍しくジロジロ見てしまったり。アフリカ系が集まっている集団の側を通り抜けるのは少し勇気がいる。

日本にいたときは、周りはみんなおんなじ顔をしていた。街を普通に歩く中でいろいろな人種に出会うことはほとんどなかった。そんな環境で暮らす中で、私の価値観も、色々な形で凝り固まっているんだろう。

先日Gare Centraleで道を聞かれた。

明らかにアジア系の私になんで道を聞くのだろう、現地の人っぽい人に聞けばいいのにと思っていたけれど、その人にとってはアジア系だから外国人、というわけでは決してなく、なんならベルギー人でたまたま顔がアジア系だと思っていたのかもしれない。私が1人で勝手にベルギーの現地の人=金髪碧眼の人たちというイメージを作り上げていたのだ。

さっきもスーパーで野菜についておじさんに質問され、その時もなんで私?と思ったけれど、多種多様な人種が当たり前にいる社会で育ってきた人たちにとって、人種による区別はたいした意味を持たないかもしれない。駅で出会ったマダムも、スーパーのムッシューも、私の肌や髪の色ではなく、尋ねやすそうな人として、純粋に選んでくれたのだろう。そう考えると、なんだか少し嬉しい。そして自分の思い込みが本当に恐ろしい。単一民族国家ジャパン。

色々な文化が混ざり合うこの街で、自分の凝り固まった頭を、もうすこし柔らかくしていきたい。そしてやたら声をかけられるこの性質を利用して、フランス語ももっと勉強していこう…