ベルギーにて・レンガと曇り空

ベルギー生活とその周辺を旅した記録

帰ってきたバイオリン、忘れられたマフラー

ベルギーへの行程の中で、私は2つの失態を犯した。

 

ひとつめはルフトハンザの機内に、一昨年パートナーからクリスマスプレゼントでもらったマフラーを忘れてきたことである。

そこそこの代物であり、あえて言うのであれば当日のプチプラカジュアルなコーディネートの中で1番値の張るアイテムだった。それを、ルフトハンザ機内の座席のどこかに置いてきてしまった。その事実をしばらくの間忘れたままブリュッセルに到着。申し訳なさでパートナーの顔をまともに見えず、しばらくは平身低頭の日々が続く。

 

2つめは、フランクフルト空港にて、入国審査を受けた際。荷物検査を終えたあと、大事な楽器をケースごと検査場に置いてきたのである。ちなみに楽器はバイオリン。この旅2つめの忘れ物である。これは幸い、乗り換えのために空港内を移動している際に思い出し、文字通り真っ青になりながら取りに戻った。(この時すでにマフラーを機内に忘れていたが、それに気がつくのはもう少し先の話である。)乗り換え時の手荷物といえばカバンと楽器しかなかったのに、その片方を忘れていくとは大した度胸である。幸い、バイオリンは検査場の事務室に保管されていた。ちなみにドイツ語でバイオリンはgeige【ガイゲ】である。少々いかつめ。

 

これらの失態によりヨーロッパで生きていく自信を初っ端からかなり失ってしまった。ここは忘れ物が帰ってくる日本ではない。のんびり屋さんでは済まされない。